2015.11.03
肌本来の保湿機能を向上させるオイルフリースキンケア
オイリー肌の人は、化粧品の油分のベタベタ感がいやで、スキンケアアイテムにオイルフリーのものを選ぶ人が多いようですね。しかし、オイルフリー化粧品は、オイリー肌の人だけでなく、すべての肌質の人に使ってもらいたい化粧品です。それは、お肌の老化の原因である「過酸化脂質」の発生を避けることができるから。
過酸化脂質とは?
過酸化脂質というのは、お肌の表面にある皮脂や油分が酸化したもののことです。余分な皮脂が過酸化脂質に変化すると、活性酸素を発生させてしまうんです。活性酸素といえば、老化現象のもとですよね。
この活性酸素は、お肌を刺激して、メラニン色素を過剰生成させ、シミなどの色素沈着をおこしてしまうことがあるんです。過酸化脂質は特に毛穴にたまりやすいので、毛穴の周りが黒ずんだり、肌のくすみを引き起こすこともあります。
化粧品に含まれる油分が過酸化脂質の原因に
この過酸化脂質の原因は、余分な皮脂の分泌だけではありません。普段使っている化粧品に含まれる油分が、皮膚の表面で酸化して過酸化脂質になることもあるんです。
特に、油分を含む化粧品でメイクした日に長時間紫外線を浴びたときや、メイクの落としきれていないときなどは、過酸化脂質が発生しやすくなるので要注意です。
過酸化脂質の心配がないオイルフリー化粧品
化粧品による過酸化脂質の発生を防ぐためには、オイルフリー化粧品でスキンケアを行うのがおすすめです。
オイルフリー化粧品は油分を含まないため、酸化した脂分による肌へのダメージを小さくすることができます。メイクもオイルフリーのものを使用すれば、W洗顔いらずで簡単にメイクをおとすことができますよ。
オイルフリーでスキンケアを行うときに注意したいこと
オイルフリーの化粧品を選ぶときに注意したいのは、保湿成分がしっかり含まれているか確認することです。オイルフリーなら、なんでも肌にいいわけではありません。きちんと美容成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。
オイルフリースキンケアのコンセプトは、肌本来が持っている力を引き出すことです。外から油分を与えて肌の潤いをコントロールするのではなく、肌本来の保湿機能を向上させることが目的です。
「油分が入っているからしっかり保湿してくれる」ではなく、本当に肌にいいものを見極めたいものですね。